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作成: 2024-01-31
作成: 2024-01-31 11:40
IUCN
シマウマはどれも似ているように見えますが、実際には様々な種類に分類されています。シマウマは、グレビーシマウマ、サバンナシマウマ、マウンテンシマウマの3種に分けられていますが、それぞれの種類は体の縞模様や尻尾の形、耳の形などが異なるそうです。
シマウマは、人間によって家畜化された馬やロバとは異なり、一度も家畜化されていないそうです。シマウマが家畜化されなかった理由については、シマウマが人間に対して恐怖を感じているためという理由が有力ですが、人間が昔からシマウマを狩っていたため、シマウマが人間を避けていたというのです。
ウィキペディア、By Frederick York (d. 1903)
実際に、1870年代に人間の狩猟によって絶滅したシマウマの『クアッガ』は、体の半分だけが縞模様のある珍しい外見のために、南アフリカに移住したオランダ人によって乱獲され、最終的に完全に絶滅しました。現在、アフリカでは『クアッガ・プロジェクト』という名前で、クアッガの復元事業が進められています。類似の遺伝子を用いて突然変異を見つける方法で行われているそうです。
IUCN
一度絶滅を経験したシマウマであるため、クアッガの事例を反面教師とし、これ以上シマウマが絶滅しないように保護する必要があります。にもかかわらず、絶滅の危機に瀕しているシマウマもいます。グレビーシマウマは現在、ケニアとエチオピアの一部地域に生息しているシマウマで、総個体数は2000頭にも満たない状態です。グレビーシマウマは、国際自然保護連合によって絶滅危惧種危急種(EN)に指定されており、継続的な保護活動や関心がなければ、近い将来に絶滅する危険性が高いです。
IUCN
グレビーシマウマは、3種類のシマウマの中で最も大きなシマウマです。肉や毛皮を得るための乱獲によって、絶滅の危機に瀕しているそうです。グレビーシマウマの絶滅危機を防ぐために、African Wildlife Foundation(AFC)はKenya Wildlife Serviceと協力して、グレビーシマウマに位置情報がわかるGPS首輪を取り付けました。このデータに基づいて、グレビーシマウマがどのような行動パターンを示し、どのように生活しているかを調査・研究することができます。これにより、グレビーシマウマが絶滅の危機から脱却するのに役立つ可能性があります。
今後、このような保全活動が継続され、クアッガのような事態が二度と起こらないことを願っています。
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