2024年ディズニー＋韓国公開予定作品まとめ

2022年に初めて韓国オリジナルシリーズの制作を開始したDisney+は、「ムービング（Moving）」、「キラーたちのショッピングモール（A Shop for Killers）」などの作品のヒットにより、韓国OTT市場での影響力を拡大しています。そんなDisney+が、2024年に公開予定の韓国オリジナルシリーズの一覧を公開しました。どのような作品があるのか、一緒に見ていきましょう。

1. 支配種（Blood Free）

• チュ・ジフン、ハン・ヒョジュ、イ・ヒジュン、イ・ムセンなど
• 2024年4月公開予定
  
  

韓国ドラマ「秘密の森（Stranger）」を執筆した作家、イ・スヨンの新作でもある「支配種（Blood Free）」は、もはや肉を食べない時代を舞台としています。人工培養肉が肉に取って代わった時代において、最も大きな恩恵を受けるのは、人工培養肉の開発と実用化に成功したバイオテクノロジー企業「BF」です。「BF」の代表に疑問を抱く人々が、その疑問を解き明かしていくストーリーです。女優ハン・ヒョジュは「BF」の代表「ユン・ジャユ」役を、そして「BF」の代表を警護する警護員役を俳優チュ・ジフンが演じます。SF的な設定にミステリー要素が加わり、どのような作品になるのか、大きな期待が寄せられています。

2. サムシギ・サムチョン

• ソン・ガンホ、ピョン・ヨハン、イ・ギュヒョン、チン・ギジュ、ソ・ヒョヌなど
• 2024年5月公開予定
• 全10話
  
  

「パラサイト 半地下の家族（Parasite）」で韓国を飛び越え、世界的な俳優となったソン・ガンホが、初めて映画ではなくドラマに挑戦します。Disney+公開予定作「サムシギ・サムチョン」は、1960年代を舞台とした時代劇です。タイトル「サムシギ・サムチョン」の「サムシギ」は、1日3食必ず食べる人のことを指す韓国語で、ソン・ガンホがサムシギ・サムチョン役を演じます。1950年から1953年にかけて起こった朝鮮戦争当時も、必ず3食食べなければならなかった「サムシギ」サムチョンと、皆が食事をして生きられるように、豊かな国を作ることを夢見ていた「キム・サン」が出会い、巻き起こる出来事を描いた物語です。共演する俳優ピョン・ヨハンは、エリート青年「キム・サン」役を演じます。スクリーンでしか私たちと出会わなかった俳優ソン・ガンホの初ドラマはどんな姿なのか、期待が高まる「サムシギ・サムチョン」は、2024年5月にDisney+で公開されます。

3. 照明店（Light Shop）

• チュ・ジフン、パク・ボヨンなど
• 2024年下半期公開予定
• 全8話
  
  

2023年に「ムービング（MOVING）」が大成功したことで、原作ウェブ漫画を描いた作家カン・プルの他の作品にも注目が集まっています。カン・プル作家のウェブ漫画「照明店」を原作としたDisney+公開予定作「照明店（Light Shop）」は、ホラー、ミステリージャンルで、「ムービング（MOVING）」よりも暗い作品になりそうです。現世と冥府が交差する照明店を舞台にしていることから、前作に続きSF的な作品が誕生しそうです。現在、公式に役名が公開されているのは、照明店の店主役のチュ・ジフンだけです。

注目すべき点は、俳優キム・ヒウォンが演出を担当したことですが、映画「アジョシ（The Man from Nowhere）」、「悪党：悪い奴らの世界（The Merciless）」やドラマ「ムービング（MOVING）」などに俳優として出演したキム・ヒウォンが、今作「照明店（Light Shop）」で演出家としてデビューします。最近、俳優キム・ユンソクが映画「未成年（Another Child）」を、俳優チョン・ウソンが映画「保護者（A Man of Reason）」を、俳優イ・ジョンジェが映画「ハン（HUNT）」を演出するなど、演技だけでなく演出に挑戦する俳優が増えています。果たして監督キム・ヒウォンが示す演出はどのようなものなのか、期待が高まります。

4. トリガー

• キム・ヘス、チョン・ソンイル、チュ・ジョンヒョクなど
• 2024年下半期公開予定
• 全12話
  
  

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌（Extraordinary Attorney Woo）」で広く知られるようになった俳優チュ・ジョンヒョクと、「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～（The Glory）」で顔を広く知られた俳優チョン・ソンイルが、韓国最高峰の女優キム・ヘスと共にコメディドラマを作り上げます。調査報道局を舞台にしたこのシリーズでは、正義感あふれる調査報道局のチーム長役を女優キム・ヘスが、独立心の強いPD役を俳優チョン・ソンイルが演じます。俳優チュ・ジョンヒョクの役はまだ明らかになっていません。ジャンルはオフィスコメディとして知られていますが、キム・ヘスはすでに2013年のドラマ「職場の神（The Queen of Office）」で同様のジャンルで活躍した経験があり、期待感を高めています。

この他にも、キム・ハヌル、チョン・ジフン主演のアクション・メロドラマ「ファインガ・スキャンダル（Red Swan）」、チャ・スンウォン、キム・ソンホ主演の「暴君（The Tyrant）」、チョ・ウジン、チ・チャンウク主演の「江南Bサイド」が2024年下半期に公開予定です。2024年にはDisney+が韓国OTT業界で1位を獲得できるのか、ご紹介した作品にかかっていると言えるでしょう。

2024年にDisney+ Koreaで公開予定のすべてのオリジナルシリーズは、Disney+以外にもHulu、STAR+でストリーミング予定です。

2024年Disney+ Koreaの新作に関する動画予告編が気になる方は、下記のリンクをご参照ください。

https://www.youtube.com/watch?v=GQz1Qk7iPww