2年ぶりのイ・ヨンエドラマ復帰作、女性指揮者の物語を描いたドラマ“マエストラ（Maestra: Strings of Truth）”です。

「女性指揮者」を意味する「マエストラ（Maestra: Strings of Truth）」は、世界でわずか5％しか存在しないと言われる、類まれな芸術的センスを持つ 女性指揮者、チャ・セウムの物語を描いたドラマです。韓国を代表する女優の一人、イ・ヨンエが主演を務めました。

一見、危機に陥ったオーケストラを救う天才指揮者の物語のように見えますが、ドラマは華麗なだけだと思われていた天才指揮者の 裏側と、彼女を取り巻く事件を描写することに焦点を当てています。

天才指揮者‘チャ・セウム’ 役はイ・ヨンエが演じました。イ・ヨンエは「ク・ギョンイ（Inspector KOO）」以来、約2年ぶりにドラマに復帰しました。 「大長今」、「共同警備区域 JSA（Joint Security Area）」、「春の日は行く（One Fine Spring Day）」、 「親切な金子씨（Lady Vengeance）」など、数々の有名ドラマや映画で様々な役柄をこなしてきたイ・ヨンエは、 今回の「マエストラ（Maestra: Strings of Truth）」で、音楽に情熱を傾ける指揮者の姿を完璧に表現し、好評を得ています。

作品は、アメリカとヨーロッパを往復しながら指揮者としてのキャリアを積んできたチャ・セウムが、20年ぶりに韓国に帰国するところから始まります。 解散寸前のオーケストラ「ザ・ハンガン・フィルハーモニック」の常任指揮者に突然就任し、団員たちと衝突することもあります。完璧に見える人物ですが、 その裏に隠されたトラウマと家庭問題で揺れるチャ・セウムが、どのように危機を克服していくのか注目されます。

チャ・セウムを初恋の相手として想う‘ユ・ジョンジェ’ 役は、「ザ・グローリー（The Glory）」でサイコパス殺人犯として特別出演し、強烈な印象を残したイ・ムセンが演じました。 ユ・ジョンジェはUCファイナンシャルの会長で、チャ・セウムが指揮者を務める「ザ・ハンガン・フィルハーモニック」の理事長に就任します。 初恋の相手であるチャ・セウムを忘れられず、彼女のそばに寄り添う人物で、20年前、海に飛び込もうとしていたチャ・セウムを救ったように、 チャ・セウムが危機に直面するたびに、彼女に手を差し伸べます。

チャ・セウムの夫‘キム・ピル’ 役はキム・ヨンジェが演じました。キム・ヨンジェは2020年に放送された「秘密の森 2（Stranger 2）」でキム・サヒョン検事役を 演じ、大衆に顔を知られました。「マエストラ（Maestra: Strings of Truth）」では、チャ・セウムがいる「ザ・ハンガン・フィルハーモニック」の 常任作曲家を演じています。劇の序盤では温かそうに描かれていたキム・ピルは、チャ・セウムに隠していた秘密が明らかになり、主要人物として活躍します。 2022年に放送された「財閥家の末息子（Reborn Rich）」でソン・ジュンギの父親役として見られた善良なイメージとは正反対の姿で、大きな注目を集めています。

ファン・ボルムビョルは、「ザ・ハンガン・フィルハーモニック」の最年少団員‘イ・ルナ’ 役を演じました。危機に陥ったオーケストラのイメージ刷新のために行ったブラインド採用で選ばれ、実力だけでオーケストラに入った イ・ルナは、新たに就任した常任指揮者チャ・セウムから再び実力を認められ、一躍オーケストラの楽長にまで昇り詰めます。 長い間チャ・セウムを憧れの存在として見てきたイ・ルナは、意図せずチャ・セウムの秘密を知る人物です。

女性の家庭問題を描いた一般的な韓国ドラマとは異なり、チャ・セウムは直面した危機を予測不可能な自分だけの方法で克服し、 劇の早い展開を導きます。誰かに頼るのではなく、周りの人々からの精神的な攻撃にも屈しない姿は、彼女がどのようにして最高の指揮者の 座に就いたのかを示しています。そのため、「マエストラ（Maestra: Strings of Truth）」は「もどかしい展開ではない早い展開」という 好評を得て、視聴率5％台を記録しています。

「マエストラ（Maestra: Strings of Truth）」は、2018年に放送されたフランスドラマ「Philharmonia」を 原作としています。原作ドラマとどのような共通点があり、どのような違いがあり、どのように韓国ドラマ風に脚色されたのか、注目すべきでしょう。

「マエストラ（Maestra: Strings of Truth）」はDisney+、hulu、STAR+、TVINGでご覧いただけます。