- The IUCN Red List of Threatened Species
- Established in 1964, the IUCN Red List of Threatened Species has evolved to become the world's most comprehensive information source on the global conservation status of animal, fungi and plant species.
地球上には約44,000種の絶滅危惧種が存在するとされています。地球上における人間の活動範囲が拡大し、気候変動も深刻化するにつれて、多くの生物は生息地を失い、絶滅の危機に瀕しています。絶滅危惧種に関心のある方なら、一度は耳にしたことがあるサイトをご紹介したいと思います。
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1948年に国連の支援を受けて設立された国際自然保護連合(IUCN、International Union for Conservation of Nature)は、絶滅危惧種のリストであるレッドリストを作成し、絶滅の危機に瀕している生物のランク付けを行い、個体数や生息地などの情報を収集して研究しています。
IUCNのレッドリスト作成のおかげで、膨大な量の絶滅危惧種のデータが体系的に管理されています。絶滅危惧種を危険度別に分類することで、保護すべき種の優先順位を示すことも、レッドリストの役割の一つです。
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レッドリストのサイトは、その名前にふさわしく、絶滅の危機の深刻さを知らせるように赤をテーマカラーとしています。ホームページには、絶滅危惧種の中からランダムに4種が表示されます。上部中央にある検索窓に種の名称を検索すると、その種が絶滅危惧種かどうかを確認できます。サイトでは、合計4つの言語(英語、日本語、フランス語、スペイン語)に対応しており、検索する際にはサイトの言語を使用する必要があります。種の詳細ページにアクセスすると、Google翻訳を使用して、4つの言語以外のさまざまな言語でも資料を閲覧できます。
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左側には、検索フィルターを適用することもできます。絶滅危惧ランク、生息地、脅威などのさまざまなカテゴリーがあるため、必要な情報を簡単に検索できます。
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検索後、絶滅危惧種をクリックすると、その種の絶滅危惧ランクを含む詳細な絶滅危惧に関する情報を得ることができます。該当する生物が生息している地域を地図で表示し、個体数の増減傾向や概算の個体数などを表示する場合もあります。私が検索したホホジロザメの場合、絶滅危惧の危急種(VU)とグリーンステータスMDランクを取得したと表示されています。
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赤色で表示されている絶滅危惧ランクは、合計9ランクに分けられます。一般的な絶滅危惧種は、CRランクからLCランクが与えられます。CRランクは、野生において絶滅の危険性が極めて高いことを示し、ENランクは、近い将来に絶滅する可能性が高いことを示し、VUランクは、数か月から数年以内に絶滅する可能性が高いことを意味します。NTランクは、脆弱な種ではあるものの、まだ深刻な絶滅の危機に瀕しているとは見なされず、LCランクは、注意が必要な種に与えられるランクです。
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このランク付けには、大きく5つの基準が適用されます。個体群がどの程度の規模で減少したか、生息地はどのように変化したかなどがその基準です。絶滅危惧種に登録するには、5つの基準のうち1つを満たせばよいとされています。
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一部の種にのみ見られるこの緑色の指標は、IUCNが最近追加した指標です。 「Green Status Assessment Information」と呼ばれるこの指標は、過去に比べて種がどの程度回復したかを示す指標です。新たな指標によって、IUCNの絶滅危惧種の管理能力がさらに向上すると予想されます。
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IUCNでは、サイトに表示されている情報を含む、絶滅危惧種に関するより詳細な情報をまとめたPDFファイルも閲覧できます。
絶滅危惧種のほとんどは、近年100年の間に個体数の急減を経験し、人間の生息地の破壊や密猟活動によって絶滅の危機に瀕しています。今後、絶滅危惧種をこれ以上増やさないためには、私たち全員の継続的な関心が不可欠です。レッドリストを見ることから始めてみてはいかがでしょうか?
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