絶賛の声が相次ぐ『イジェ、すぐに死にます』、12回死ぬ男の物語を描いた韓国ドラマ

人は死んだら終わりなのでしょうか？自ら命を絶った後、12回の人生を与えられた男の物語、韓国ドラマ「イジェ、もうすぐ死にます（Death’s Game）」を紹介します。

韓国ドラマ「イジェ、もうすぐ死にます（Death’s Game）」は、主人公のチェ・イジェの死後、12回の人生を描いた作品です。チェ・イジェは大企業の面接当日、偶然目の前で交通事故を目撃します。その衝撃により面接を失敗し、そこから始まった7年間の就職活動の失敗で苦しい生活を送っていたチェ・イジェは、友人に投資したお金を失ったという知らせを受け、さらに、付き合っていた彼女とも別れることになります。さらに、家賃を払えずに暮らしていた家からも追い出されたチェイジェは、不幸の連鎖を断ち切る方法は自殺しかないと考え、自ら命を絶ちます。

しかし、ドラマはここから始まります。死後、チェ・イジェは飛行機の中で別の姿で目を覚まし、謎の存在「死」から、これから12人の間もなく死ぬ人々の体に乗り移り、12回の人生をさらに送ることになり、もし死を回避すればその体で生き続けることができると告げられます。

チェ・イジェの前に現れたミステリアスな存在「死」は、俳優のパク・ソダムが演じました。パク・ソダムは、カンヌ国際映画祭パルムドール賞とアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した映画「パラサイト（Parasite）」に出演し、世界的に知られるようになりました。韓国では、映画「黒い司祭たち（The Priests）」で悪霊に取り憑かれたゾッとするような演技を見せ、人気を得ると同時に演技力を証明しました。今回のドラマ「イジェ、もうすぐ死にます（Death’s Game）」では、未知の存在「死」を演じていますが、果たして「死」の正体は何なのかも気になります。

12回の人生と死を繰り返し、自分が置かれている状況に関する手がかりを探していく主人公チェ・イジェ役は、ソ・イングクが演じました。ソ・イングクは、2009年に韓国の人気オーディションサバイバル番組「スーパースターK」で1位になり芸能界デビューを果たし、俳優としては「応答せよ1997（Reply 1997）」で本格的な活動をスタートさせました。その後、「主君の太陽（Master’s Sun）」、「高校世渡り王（High School King）」などのドラマに出演しました。

「イジェ、もうすぐ死にます（Death’s Game）」は、異なる姿で12回の人生を生きる人物を主人公にしているだけあって、華やかなキャスティングが目を引きます。チェ・イジェの転生した人物として、チェ・シウォン、ソンフン、キム・ガンフン、イ・ジェウク、チャン・スンジョ、イ・ドヒョン、キム・ジェウク、オ・ジョンセなどの俳優が、全員同じキャラクターを演じています。異なる俳優が同じ人物を演じながらも、一人の人物だったことを実感できるほど、素晴らしい演技を見せたという評価があります。

また、死を目前にした人物であるだけに、アクションシーンも多いのですが、チェ・イジェの転生したキャラクターの中でスカイダイビング選手役を演じた俳優のソンフンは、撮影で実際に13回のスカイダイビングを自ら行ったそうです。また、転生したキャラクターの中で秘密組織の解決屋役を演じた俳優のチャン・スンジョは、今回のドラマのためにオートバイの免許を取得し、自ら演じたそうです。

チェ・イジェの恋人イ・ジス役は、俳優のコ・ユンジョンが演じています。コ・ユンジョンは2019年に俳優デビュー後、「保健教師アン・ウンヨン（THE SCHOOL NURSE FILES）」、「スイートホーム（Sweet Home）」、「ロースクール（Law School）」、「還魂（Alchemy of Souls）」、「ムービング（Moving）」などの人気ドラマに次々と出演し、精力的に俳優活動を続けています。「イジェ、もうすぐ死にます（Death’s Game）」で転生したチェ・イジェと再会する彼女がどのような結末を迎えるのかも、注目すべきポイントの一つです。

ドラマ「イジェ、もうすぐ死にます（Death’s Game）」は、2億回以上の再生回数を記録した同名のウェブトゥーンを原作としていますが、公開後、面白いという評価が相次ぎ、累積視聴時間が1億分を超える大記録を樹立しました。韓国だけでなく、海外視聴者の反応も好意的で、Prime Videoでは世界ランキングで2位を記録しました。

韓国ドラマ「イジェ、もうすぐ死にます（Death’s Game）」は、TVINGとPrime Videoで視聴でき、18歳未満は視聴不可の作品で、大人の方のみ視聴可能です。